タイヤは使っていくうちに減っていきます。だんだんとタイヤのミゾが無くなってきます。
ミゾが無くなった状態で使い続けると
- 雨の日などの濡れた路面でブレーキが効きにくい
- また、ハンドルが効かない場合もある
等の現象になり、車のトラブルや事故の原因になります。
タイヤにはスリップサインと呼ばれるマークがいくつかあります。その部分を見ると、どの程度減っているかがわかります。
- タイヤの側面に三角マークがあります(4~9箇所)
- そのマークのタイヤの溝の底にある盛り上がった部分がスリップサイン
新品のタイヤは8mmのミゾの深さがあります。ミゾの深さがスリップサインと同じ(1.6mmの深さ)になると、法律的にそのタイヤは使用してはいけないので、その前にタイヤの交換をしましょう。
- 新品タイヤは溝が深いのでスリップサインは目立ちません
- 使用していくうちにタイヤの溝は徐々に減り
スリップサインが見えてきます
- タイヤの溝がスリップサインが同じになったら
そのタイヤは使用出来ません!!
多くの車は、エンジンの動力を前輪で動かします。しかも、ハンドルで方向を変えるのも前輪なので、前輪の負担が大きく、適正な空気圧で乗っていても、後輪より前輪が早く減る場合があります。
こういう場合は、前輪のタイヤを後輪に、後輪のタイヤを前輪に入れ替える(ローテーション)と、トータル的にタイヤが長持ちします。おおよそ、5,000km走行毎にローテーションするのが理想ですが、スタッドレスに履き替える時や、スタッドレスから夏タイヤに履き替える時にローテーションするのが効率的です。
- タイヤのローテーション
車によっては、タイヤの外側だけ、内側だけ、真ん中だけ減っている場合があります。
多くの場合、タイヤの空気圧が適正でない場合に、こういう減り方をします。まずは空気圧のチェックをしてください。
それでも解決しない場合は、車のタイヤまわりのズレが考えられます。車は、事故や大きな衝撃が無くても、普段の運転での道路からの振動などで、気付かないうちに、タイヤまわりにズレが生じてきます。
その結果、タイヤの片方だけが減ってしまうとかの症状になります。
こういう場合は、車の骨格の調整として4輪アライメントをおすすめします。こちらのページで詳しく説明してますので、見てみてください。